けれど空は青…

徒然なるままに

2016-01-01から1年間の記事一覧

青春の輝き

お別れの時は いつも輝いて見える 私は何も変わらず此処に居るのに まわりが早足で通りすぎる度 自分の立ち位置を見失いそうになる 若い時は何も見えないが 歳を重ねると見えすぎて、目をつぶりたくなる 輝きたいと思う者たちが眩しくて 私は今日も目を閉じ…

安堵

少しほっとして、微笑んだ 貴方は貴方の道を着実に歩んでいるんだと 知ったから さみしさや不安が少し残っても、思い切って 塗りつぶしてしまおう 今日みたいに真っ青な空色で 貴方の一日が今日も輝いていますように

子供騙しの恋

いろんな理由をつけて貴方といるのはきっと1人は寂しいと知っているから好きとか好きだったとかそんな陳腐な理由を並べて自分を騙している事に気づいていても自分の気持ちに耳を傾けてしまったらこの恋は終わると知っているからだからまだ、もう少しだけこの…

愛しい人

青い光の中で貴方が歌っていた 手を伸ばしても決して届かないんだけど でも貴方の声は私を包んで離さなかった 愛しいと思った 触れたいと思った でも それが叶ったら 全てが終わってしまう気がした 今も貴方は歌っているんだろう 私が見ることのできない場所…

私は雨の日が嫌いだった 昔、大好きだった彼に振られたあの日 ヒロインぶって雨の中傘もささずに歩いてみた 制服はびしょ濡れで、靴も鞄の中もビショビショで、オマケに親に怒られて…良いことなんて一個もなかった だけど、家に帰ってお風呂に入って服を着替…

夢のあと

目が醒めて 頬が濡れていることに気づいた 私はなんの夢を見たんだろう 思い出せない でも 心の何処かに寂しさが残っていて きっと、悲しい夢を見たんだと思った あの日別れた君のことか… あの日失った君のことか… それとも 昨日の夜の出来事か… 今わかるの…

振り子

大好きで 本当に大好きで いつも一緒にいたいと思うのに どうして 今日は顔も見たく無いんだろう ほんのちょっと気持ちがブレてしまっただけで こんな簡単に揺らいでしまうものなのかな? 振り子みたいに放っておけば、いつかこの揺れも治まって、いつもみた…

ドア

「ただいま」 「おかえり」 待ってたよ いや 待ってるよ 貴方が出て行って もうどのくらい経つんだろう そのドアが開くのを いつも待っているんだよ 今日はドアの向こうが騒がしい 心がザワザワ騒ぎ出した もうすぐかな? もうすぐだよね 貴方がそのドアを開…

今日が終わる みんな家路を急いで 愛しい者の待つ家に帰っていく 今日はどんな日だった? 笑った?泣いた?怒った? かけがえのない大事なものは見つかったかい お疲れ様

妄想癖

妄想というか、空想と言うか… 子供の頃からそういう事が好きだった。 今でも スクランブルを渡る人達の生活を 勝手に想像するのが好きだ と言っても、結局その人と 言葉をかわす事も無いのだから その妄想が合っているのかどうかもわからないのだけれど… 妄…

水面

水面を眺めるのが好きだ 風に揺れて 陽が照って キラキラした水面に 空が映る 幸せだね こうして2人でいる時間が たまらなく愛おしくて そっと貴方の手を握ってみる 伝わる温度が何だか照れ臭くて 無口になってしまうけど 今日はそれも心地いい

長かった髪に 貴方が好きだった髪に 今日別れを告げたんだ 変われる気がして 何かにケジメをつけたくて さようならの代わりに 髪を切った ありがとう 大好きだったよ

一瞬の瞬き

線香花火の火種が 落ちないように 消えないように と願いながら この時間が ずっと、ずっと続くようにと 願いながら 壊れないように 壊さないように この一瞬の刹那を 心に刻み込む

暑い夏の日 空には一点の曇りもなく 青空が何処までも広がっていた この空をずーっと辿れば そこに貴方がいて 同じように空を見て 「いい天気だな〜」 なんて思ってくれていたら いいのになぁ…と あてのない想いを巡らせるのです 貴方が今居る場所は いい天…

鏡の向こう

嗚呼そうか… これは貴方か 鏡をのぞけば 愛していたあの頃に 戻れるような気がして そっと映る姿を 指でなぞってみたけれど 無機質な手触りが 余計に寂しくさせて ああ、あの頃にはまだ戻れないんだと 現実を思い知る いつか鏡の向こうにいけますように…

貴方へ…

星は輝く 今日もあなたのうえで 今日の空が いつか見たあの空と違って見えても それでも やっぱり、風は私に優しい あなたの今日が光に満ちていますように…