2017-01-31 おかえり ちょっと不機嫌な帰り道 つま先の石にも腹が立って、舌打ちをしてみる 夜は誰にでも平等にやって来るのに そんな当たり前にまでイラついて、対向車のライトに目を細める 原因もきっかけもわかるようで、わからない 解決方法も知っているようで、知らない 心がガチガチになっている 頭が思考を止めた刹那 カーステレオから流れて来た、あなたの声 全てを覚悟したような、全てを受け入れたような柔らかく懐かしい声 ふと、心が解けていくのを感じた ありがとう そして、おかえり